今日の作業はサイディングを貼るための下地製作。銅縁が取り付けられてました。この上からサイディングが取り付けられるわけですが、表面の壁だけは壁の厚みが増された設計になっています。よって、他の面の壁と違って若干施工方法が違います。
壁の厚みを増すために45×79ミリの部材が取り付けられました。表面の壁だけなぜ、付加してまで厚みを出させるのは不明。デザイン的な要素なのでしょうか。
いつものように帰りに寄ってみると、表面の壁に白い和紙のようなシートが貼られていました。この上に更に銅縁を横に取り付けてサイディングを取り付ける前の下地製作は終了。
ところで、表面以外の壁は断熱材に銅縁を取り付けてサイディングという施工の流れになるらしいですが、我が家の壁の場合、銅縁が横に取り付けられます。そこで気になったのがサイディング内側の通気の通り道が横だとまずいのではないかと言うこと。土屋ホームのサイトを見ても銅縁は縦に取り付けられて通気は縦にされています。
現場担当のキシシタさんに訪ねたところ、サイディングを縦に取り付ける設計になっているので、銅縁は横方向に取り付けなければならないとのこと。そこで銅縁が横だと縦の通気が悪くなってしまうので写真のように銅縁にほぞ穴のような加工が所々にされており、縦も横も通気が良くなっているのです、との事。なるほど、これなら通気はバッチリ。湿気を吸い込んで部材が腐ってくる心配はいりませんね。
以前に紹介したイーブスベンツが屋根の縁に取り付けられていました。
普通に外から見ると、きちんと通気がされているとは分かりませんが、確実に通気層が設けられ、換気がされています。これで、屋根裏の通気もバッチリ。気密を確保するところはする、通気を良くするところはする、といったメリハリが暖かい快適な家を造り出すんですね。