今日はいよいよ基礎の底板(フーチン)に生コンを打設します。
打設するときは仕事の関係上、見ることは出来ませんでしたが今日はベースに生コンを打ち込んで作業は終了。
私が見に行ったときには、ベースの型枠が完成し、鉄筋を組んでいるところでした。
気になっていた杭もきちんと顔をのぞかせ一安心。鉄筋は主にD10(直径10ミリの異型鉄筋)を使用し、主要な部分にはD13(直径13ミリ)を使用。ベースの幅は450ミリ。高さは150ミリ。この上に布基礎がきます。ベースの鉄筋の下には60ミリのサイコロ石(スペーサー)を挟み、かぶり厚を保ちます。
鉄筋は250ミリ間隔に規則正しく配列されます。北海道は氷点下20℃より冷え込むことがあるので、凍結深度1000ミリに設定(地域にもよりますが)。地中に埋まる部分が1000ミリ、布基礎の天端までが450ミリ、足して1450ミリと本州に比べるとかなり深い基礎となります。
写真は配筋の完成。この後ベースにコンクリートを流して締め固め作業と移るわけですが、そこまで傍観している時間がありませんでした。現場担当のキシシタさんも来ていたので、コンクリート打設における締め固めは重要なので念入りに行うように言うと快く了承。コンクリートの締め固め方によっては強度が30%も落ちてしまうので打設時においての最も重要な作業。仕事が終わってから現場に寄ってみるとすでに作業は終了し、ジェットヒーター2台と送風機で防寒養生されていました。コンクリート打設後において、特に冬の生コン打ちは、この養生(温度管理)が最も重要になってくる。この辺も手を抜かないでガッチリやってもらいたいものだ。