私は職業柄か、建設機械の模型や玩具には興味があり、こういったオモチャを子供に遊ばすために良く買ったりします。
この商品は昨年の秋頃にトイザらスで購入しました。大きな箱にたくさんの重機類が積み込まれて1999円。破格で一気に建設機械が充実しますし、遊びながら建設現場のジオラマを再現できます。子供も大喜びで、とても気に入っていました。もちろん、1歳になりたての頃に買ってあげたので何度もオモチャを口に入れてくわえたりして遊んでいました。このオモチャ自体、とてもしっかりとした作りをした優良商品です。
しかし、今日のニュースで驚かされました。トイザらスで販売された一部商品に食品衛生法で乳幼児向け玩具への使用が禁止されている環境ホルモンの一種、フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)が使用されており回収するというニュースを知りました。このリコール対象商品に、写真の建設車輌セットも含まれております。回収の告知のサイトはこちらでご確認下さい。http://www.toysrus.co.jp/truj/pdf/20070327.pdf
今まで遊ばせていた玩具に有害な物質が使われていたとを知ってしまうと、親の立場からすると微妙ですね。今のところ健康被害は報告されていないとトイザらスでは発表していますが、ちょっと不安です。早速子供に遊ばすのは止めて、トイザらスに持っていこうと思います。
少し腹立たしい思いをしましたが、冷静に考えてみると、トイザらスが行ったリコールの発表は立派だと思います。隠そうと思えば、隠し切れたことです。商品を回収して売り上げた金額をそのまま返金することは何も利益を生み出しませんし、それどころか回収に携わる人間の人件費や商品の処分費等を考えると逆に大きな損失です。それをふまえてリコールを出来る企業というのは、本当に信頼できる会社だと思います。
昨今ではどれだけ企業と消費者との間で信頼関係を結べるかが鍵になってきていると思います。自動車メーカーでしたら、どんな些細な不具合でもリコールの届出を出して包み隠さない対応が重要です。ガス湯沸かし器やストーブの不具合でリコールの宣伝なんか、最近は良く見掛けます。やはり、直接人命にかかわる商品であればあるほど、企業のイメージに直結しますので、こういう事はきちんと対応出来る会社を選んでいかなければなりません。
今回の一件で、トイザらスという会社が信頼できる会社だと再認識しました。
小さいお子さんをお持ちの親御さん、あなたの買ったオモチャがリコール対象商品で無いかご確認下さい。